胸をはって幸せになりましょう
2022年09月17日(土)
栗原弘美です
1か月ほど前にお母様を亡くされた方からご相談を受けました。
ずっとお母様を喜ばせたくて、お母様にほめてもらいたくて頑張ってきたので、
今は何もやる気も生きる意味もなくなり、
何のために頑張ればいいのかわからなくなってしまったそうです。
結婚して幸せな姿を見せられなかったという後悔もあります、と話されました。
私はその方にお伝えしました。
お母様は口では結婚しなさいと言いながら、実はお嫁に行ってほしくなかった、
自分のそばに置いておきたかったと思っていらっしゃったのではないでしょうか。
あなたはお母様の望みをかなえてあげました。
そして、お母様もご自分の望みをかなえ、最後まであなたと一緒に生きることができた
幸せな方なのです。
二人ともご自分の望みを選択したのです。そのことに誇りをもてばいいのです。
家族の誰かが亡くなると、残された家族全員が罪悪感を持ちます。
もっと何かができたのではないか、こうしていればよかった、
ああしていればよかったと思ってしまいます。
でも亡くなった方は、残された家族の幸せを願っています。
私はさらにこうお伝えしました。
あなたがパートナーを持ちたかったら持てばいいのです。
これから先の人生は、誰かを喜ばせるためにではなく、
あなたが幸せになるためにどう生きるかです。
あなたは、お母様を在宅で看取られ、本当によくなさいました。
自分を責めるのはフェアではありません。
胸をはって、幸せになってくださいね。
幸せこそが、両親への最高の贈り物なのです。