感じることとは
「感じる」についてお話します。
あなたは人の気持ちを感じることができますか?もし人の気持ちをあまり感じられないのでしたら、共感能力低いのかもしれません。
これはとても残念なことです。なぜなら共感能力が低いと、家族やパートナーなど、大切にしている存在が出しているサインに気づかない、ということになってしまうからです。
男性でよくあるのは、奥さんにはお給料渡してるし、浮気もしてないんだから関係が壊れるなんて夢にも思っていない!というパターンです。
職場でも同じことが言えます。突然辞めると言い出す部下がいたりしなかったでしょうか。
見えることだけではわからないことがあるのです。
私は30代のころ、感情を殺して仕事をしていました。そして奥さんが出していたサインに全く気づかずに離婚、さらに体調も崩しました。「感じる」ということが完全に壊れていたのです。
そんな時、セミナーを受講。受講後に池袋の路上で突然、涙が溢れてきて自分でもびっくりしたという経験をしました。どれだけ感じないようにしていたのかを思い知った経験でした。
この経験により、私は「感じる」ことの大切さを知りました。そして「感じる」ことが、人生を豊かにしてくれることがわかったのです。
その後、ビジョン心理学のヒーリングメソッドであるジョイニングセッションにより、「感じる」能力を上げていきました。
8年前に母を、7年前に父を亡くしましたが、ふたりとも亡くなる直前に、目だけで繋がることができました。そう、ジョイニングをしたのです。そして言葉を交わさずとも、目を通して、天に逝こうとしている瞬間をはっきりと感じることができました。そこには死への怖れではなく愛がありました。死を愛として受け取ることができたのです。
「感じる」ことは、怖れることではない、愛を受けとることだということを、ぜひあなたにも体験していただきたいと願っています。
パートナーを感じてください。お子さんを感じてください。世界を感じてください。そこには本当は怖れではなく愛があることがわかります。
ビジョン心理学マスタートレーナー 栗原英彰